見えるものと、見えているもの
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081121-00000055-san-soci
↑はオカルトを信じるな、という内容で詐欺商法に警鐘を発する記事です。
内容的には大賛成ですが。
>>もし霊が目に見えるのならば、霊そのものが光を発しているか反射しているはず。
この一文に脊髄反射してしまいました。
同じ三次元座標を複数の人が観察して、ある物が見える人と見えない人がいる。
という事象は、その物が物理的に光を発しているまたは反射しているわけではない、と考えてよろしいです。
そもそも物が見える仕組みとは。
1.ある三次元座標を観察する。
2.目という感覚器官を透過して、光が網膜に当たる。
3.網膜に当たった光の紋様を脳が解析する。
4.解析の結果は全て享受されるわけではなく、人間の生活本能が必要と思われる物だけをピックアップしてそれが見えたと認識する。
という複数の過程に分かれていて、1-2は健常な視覚をお持ちの方ならほぼ同一の過程です。
3-4の過程で、色の認識力、動体視力、記憶力等様々な個体差が現れます。
PrisonBreakというアメリカのTVドラマシリーズで話のキッカケ(これが意識されるのは最初の数話だけですが)になった、目に映る全ての物を記憶してしまう能力も、この辺りの話です。
人間というのは与えられた情報を取捨選択することでアイデンティティーを保っている(このネタだけで論文書けそうですが)ので、この能力は想像を絶する拷問であると思われます。
話が逸れました。
脳が既に見たものを再編成して新たな映像を創造する現象、いわゆる「夢」というものは非常に身近です。
脳が錯覚を起こせば物理的に存在しないものを「見た」と思うのは非常にたやすい。
この場合、被験者は確かに嘘偽り無くソレを見たと言えます。
が、しかし。
霊が見える、見えないという話になると、別の側面も考えられます。
昔から言われていることですが、霊子(霊の素粒子?)とでも言うのか、モノ自体が発見されてないだけに名称も定まっていませんが、そのようなものが存在しているのではないのか、と。
神経(触覚・痛覚・脳神経など神経系全て)に直接作用を及ぼすことのできる素粒子(状のもの)があるのではないかと。
もしくは。
網膜が光以外の、我々がまだ認識していないある種の粒子を捉える能力を持っているのではないのかと。
発見されていないものは存在しない。
と考えるのは学会での論文発表だけのことで、これだけ物理学が発展した世の中でさえ未知の物理現象は多数あります。
先の霊が見えるというお話ですと、同じ地点・同じ時刻に複数の人が観察をしていて、そのうちの数人だけが何かが見えたと言い、それを別々の場所で聞き取りをしたところほぼ同様の説明を行ったという現象は多数あります。
カメラ機能を備えた義眼の出力と、カメラ以外のセンサー類の出力情報を擬似映像化して直接視神経に繋ぐ。
なんてこともサイバーパンクの世界では当たり前のようにやってます。
実際にそんな事が出来るのはいつのことかは知れませんが、物理的に可能であるのは確か。
もっと言えば、そこに物があるというのは「ただの気のせい」。
触感も温暖も疲労も全て、脳が単独で作成できる感覚です。
「俺が目をつぶれば世の中は存在しなくなる。」と思ってる奴がいても不思議はないのです。
この情報学的に不安定な世界の中で自己や自我を保つために、アイデンティティーが必要で・・・・
キリが無いので終わり^^;


Comments
目に見えるものしか認識されないという前提がそもそも大間違いですよね。
電磁波やら波動やら、物理的な動きがあるのに肉眼で確認できないものなんて山ほどあるのに、なんでそういう断定をしてしまうんでしょうね(笑)
そもそも認識体における個々の脳の解釈でさえ、絶対に同じであるとは言えないですから、ジミー大西氏には世界が氏の絵のような色彩で見えているとか、小林ゆうさんには物体が彼女の描く絵の通りに見えていたということを誰が否定できましょう。
なんてことを考え出すと相対的な価値の基準となるはずの自分に自信がない場合は、宗教やらオカルトにその基準を求めて依存してしまった結果、そういったものに食い物にされてしまうのでしょう。
こういうものがのさばるのも、ロジカルに物事を考える能力が落ちていることと無関係ではないような気がします。
やっぱり理系は強い?!
Posted by: AZ! | November 21, 2008 at 04:32 PM
>>やっぱり理系は強い?!
実は完全理系のロジカル人間は余り強くなかったり。
A/D変換、D/A変換ができる人間が本当に強いのだと思われ。
何故なら、人間というのは他人とのコミュニケーションを介して自己のアイデンティティーを確立してる訳で、そこを否定してしまうと本記事の「目をつぶれば・・・」になってしまう。
視覚・言語・ボディランゲージ等のアナログ情報をロジカルに分析し、なおかつ、それをアナログで(絵画・音楽・言語等なんでもいいですが)表現できてこそ社会的に認められ、自己を保つことができる。
往々にして変換能力の欠如、あるいは、どちらか片方だけの場合が多いようですが。
私はどちらかというとA/Dは得意(顧客の話を聞いてファイル設計が頭に浮かぶ)ですが、D/Aに問題があるかも^^;
Posted by: かづ | November 23, 2008 at 11:55 AM